
「再生」することの重要さ
現代は管理職が「壊れる」時代と言われている。本書で強調されていることは一般に言われる人や組織を活かす「リーダーシップ」とは若干趣きが異なり、リーダーが不調になった時に、如何にして立ち直る(再生する)か、という点である。
リーダーには様々な難題が降りかかり、プレッシャーもある。ともすれば自己犠牲症候群に陥ってしまう。こうしたストレスが重なることによって、リーダーは本来持っていた長所?輝きがくすみ、結果として組織も期待される成果を達成出来ないということが起こる。これを修正する為にEQスキルを活かそうという主旨である。
「気づいていないことに気づく」こと、「自分とまわりの世界に目覚め、認識し、気遣うこと」、「希望」を持ち、「思いやり」を伝染させる。これらによって組織内の共鳴を起こし、リーダー個人の再生に導くことが出来る。これまでのEQ論とは趣の異なる一冊と言える。